Wednesday, November 24, 2010

基地のない復帰50年目をめざして

去る9月26日に開催された「沖縄の未来を拓く市民ネット」設立総会での新崎盛暉さんと伊波洋一さんの講演で、知事選に出馬している伊波洋一さんより次の言葉がありました。

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私は、県内移設に終止符を打つために、必ず、当選したいと思います。

(後援会の結成総会と発足式、事務所開きの)挨拶で、私は、基本的に三つのことを述べました。

一つ目には、私が県内移設に反対して当選することで、辺野古移設をなくすことができるということです。私はそのように信じています。

二つ目は、私がめざすものは何かというと、沖縄県民が主体となった県政をつくっていくことです。つまり、日本政府に依存するけん制ではなくて、我々が自ら沖縄の将来を選択できる県政を実現していくことです。

三つ目は、私たちは発展をしていこうということです。沖縄は、価値あるものをいくつも持っています。沖縄の価値をみずから再発見しながら、発展していきましょう。

…私はこの十二年間が混迷の十二年であったと思っています。いわゆる県内移設に翻弄された十二年間です。その間にSACO交付金も生まれました。米軍再編交付金も生まれました。島田懇談会事業も生まれました。

この十二年間にこれだけの遅れ、これだけの失われたものを、次の十二年間をかけて取り返していきましょう。そして私たちは、十二年後に、今年は復帰三八年ですから、十二年後には復帰五〇年です。その復帰五〇年の年に、私たちは新しい沖縄を実現していきましょう。


沖縄の未来を拓く市民ネット『機は熟した―自立沖縄建設』(なんよう文庫、2010)より

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「基地のない沖縄」を一貫して求めてきた伊波洋一さんの目指す、基地のない復帰50年目の沖縄を、私たちもともに目指したいと思います。

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