Wednesday, February 23, 2011

「高江の工事を止めよう!」2.23院内集会



参議院議員会館にて「高江の米軍ヘリパッド建設を中止させよう!」院内集会が23日正午より行われました。WWFジャパンの花輪さんによる高江の現状報告のあと、国内外の環境団体、その他団体からの呼びかけが続き、国会議員からの発言がありました。

「ゆんたく高江」を代表して話していた方が、高江は厳しい状況にあるが、これまで通り何とか「楽しく」抵抗していこうとしている、と話していたのが印象的でした。現地の行動に参加されている高良勉さんからの2月22日の現地報告からは100人、200人の作業員と対峙する本当に厳しい状況ながらも、森の野生生物を気遣う、ご飯を食べてお互いを元気づけるといったような形で、必死で運動が続けられていることが伝わってきます。



「3月からの主役はノグチゲラやヤンバルクイナ、椎の木、イジュの樹たちが主役になります。日本国の天然記念物であるノグチゲラやヤンバルクイナを始めとする野鳥たちの「営巣・産卵・子育て」の時期になりますので、防衛省は工事をすることができません。野鳥たちの、「営巣はすでに始まっている」と言われています。人間が必死になって頑張らないといけないのは、まず2月28日までです。」

「西表島の石垣金星さんが送って下さった「カマイ=イノシシ」鍋がN4の本部テント前で振る舞われました。高江支援闘争は、西表島の住民をはじめカマイ=イノシシまで自分の身を挺して連帯・支援しています。」(高良勉さん 2月22日の現地報告より)

最近まで高江現地に行って抗議行動を共にしてきたという、民主党の瑞賢覧議員は発言のなかで、防衛省が当初8歳の子どもを通行妨害の罪で起訴していたことに強い怒りを表し、高江に生きる人びとの「人権」を守ることをとにかく訴えていこう、と強く呼びかけていました。

国がかけてくる基地拡大の圧力に対して抵抗する人々に対し、警察による不当逮捕や起訴が各地で続いています。そして、武力という力でもって、私たちを威圧しています。本日の院内集会で発言したWorld Peace Nowの代表者の方により、大分県の日出生台(ひじゅうだい)において在沖米軍による実弾射撃訓練が開始されてしまったと報告されました。ちなみにこの演習は、恩納村の喜瀬武原区で県道104号線越えに展開していた実弾射撃演習が1997年頃に分散移転したものです。

演習開始については、こちらをご覧ください「在沖海兵隊が訓練公開 大分・日出生台演習場」『産経新聞』(2011.2.9) 

現地の行動に思いをよせて、みなそれぞれのいる場所で抵抗していきましょう。

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