英文もある。
しかも、1991年の平敬市長の時代には、この平和宣言の中で、日本の植民地主義、加害の歴史について、アジア・太平洋地域の人々に大きな苦しみと悲しみを与えたことについてちゃんと謝罪があったようだ。秋葉市長は、あえてこのことについて言及してないのかどうかはわからないが、残念ながら触れてない。
参考にしたい点は、広島市のHPでは秋葉市長が日本国内外の会議や講演会で行ってきたスピーチがすべて掲載されている点、1947年からの歴代の市長の平和宣言もアーカイブ化されていることなどだ。広島市の平和宣言は、1947年(昭和22年)以来、1950年(朝鮮戦争勃発のため中止)を除いて、毎年原爆が投下された8月6日に発表されているようだ。
ちなみに、今年の沖縄県知事の慰霊の日の平和宣言は、ここで読めるが、沖縄県の場合、これまでの平和宣言がウエブ上では探せなかった。(もしかしたらウエブのどこかにあるのかも・・・)こちらは、沖縄県ではなく、大学が発行しているウエブサイト。→沖縄平和宣言
今回の広島の平和式典は、あくまでも慰霊の場でありながらも、被ばく国として核廃絶を世界へ訴える場になっていると言われ、国連事務総局長やアメリカ大使の参加が話題になっていた。広島市は74カ国の大使に式典の招待状を送っており、式典への参加が核兵器根絶へのスタンスを問う形になっているという点でも非常に興味深い。
とにかく、次の沖縄の知事にはパブリックスピーチの内容やプレゼンの技術についてもっと研究して欲しい。Okinawa Dugong から次の知事へ期待することは、
1)歴代の平和宣言をアーカイブ化すること、英文版・琉球・沖縄語版などものせること、
2)知事の海外や国内でのスピーチ・講演会などについても同様にすること、
3)(もちろん)これまでの平和宣言の内容については十分に徹底的に批判的に検討すること、
4)スピーチチームなるものを結成し、独自の新しい沖縄の平和宣言を作ること、
5)スピーチのチャンスが沖縄県にとって広報のチャンスであると意識をもつこと、
6)とりあえず、闘う知事であること!(これは欠けてならない基本姿勢だー)
7)当たり前だが、原稿を棒読みしなこと、(棒読みする方に投票するほうも問題)
8)説得力もあり、熱意を感じ、人々の心を揺さぶるようなスピーチをすること、
どんなに演説がうまくてもそう簡単には政治家や官僚は信じられないというか喜んでもいられないのだが・・・。やっぱり大事なのは、一般のひとびとが、地道にコツコツと核廃絶・脱軍事化のために草の根で活動を続け、そして、この草の根のネットワークを拡大し、どんどん政治家や政府官僚にプレッシャーを与えることが大事かなと思う。
NUCHI DU TAKRA,PEACE!
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